噛み合わせは、全身のバランスと密接な関係にあります。噛み合わせが悪いと、全身の歪みとなって現れることがあります。また、逆に、全身の歪みが噛み合わせを悪くしてしまう事もあります。 また、顎関節症は顎の関節に大きな負担がかかることにより、発症します。悪い噛み合わせや顎に負担のかかる生活習慣がその原因です。 噛み合わせや顎関節症の治療はスプリント治療、または歯列矯正(アライナー法、ブラケット法)が有効です。矯正治療に関しては次に詳しく説明いたします。 全身の健康のために、正しい噛み合わせは重要な役目を果たします!


噛み合わせが乱れると、本来噛み合わさることのない歯同士がこすれ合います。すると歯の 摩擦によって神経や筋肉が刺激され、こすれ合った歯を保護するはたらきをします。 そしてこのときに特定の筋肉が疲労し、その代償作用としてアゴの位置がズレて (アゴの変位)首が傾いてくるのです。そして、頭が一方に傾くと背骨が曲がって肩や腰の 位置が崩れてしまいます。つまり、この過程で特定の筋肉がこり、これが原因で血流が滞り、 さまざまな全身症状(肩や首のこり、偏頭痛、腰痛)の引き金となります。

噛み合わせの悪さが引き起こす症状
 ○頭痛 ○肩こり ○首の痛み ○腰痛 ○腕のしびれ ○耳鳴り


アライナー法

右の写真のようなマウスピース型の装置で歯列を矯正するこ とが出来ます。針金や、金属装置を使用しないので、審美的 にも優れ、装着感も違和感が少ない装置です。

ブラケット法

従来型の矯正治療法で1本1本の歯に装置を付け、細い針金 やゴムにより歯を動かします。アライナー法では動きにくい ケースでは、一時的にこのブラケット法が必要になる場合が あります。アライナー法に比べ、審美的な面や装着感がやや 劣る方法です。

その他の矯正法

右の写真は顎を骨ごと歯を起こす事が出来る拡大床法です。 このほかに、うけ口を治す装置や飛び出した前歯を治療する 装置などさまざまな矯正法があります。